FIELD DIARY / VOL.03
畳の下を、
見てから決める。
和室を洋室にするリフォームで、職人が見る5つのこと
WRITTEN BY江添 智寛

「畳をフローリングにして、洋室として使いたい。」
和室のリフォームで、いちばん多いご相談です。
畳を上げて、フローリングを張る。言葉にすると簡単ですが、畳の下は、開けてみるまで分かりません。
ON SITE和室を洋室にする前に、職人が見る5つのこと
- 01
床の高さ
畳には厚みがあります。そのままフローリングに替えると、廊下や隣の部屋との間に段差ができます。下地を組み直して、高さをそろえてから張ります。
- 02
床下の状態
畳を上げると、床下の板や木材が見えます。湿気で傷んでいないか、きしむ場所はないか。傷んでいれば、そこから直します。
- 03
押入れ
押入れをクローゼットにするか、そのまま収納として使うか。中段や棚の高さは、何をしまうかで決めます。
- 04
壁と天井
和室の壁は、柱が見える作りが多いです。柱を活かすか、ボードで覆って洋室の壁にするか。天井も同じように考えます。
- 05
ふすま・障子・窓
ふすまをドアにするか、障子を残すか。敷居の段差もここで一緒に直します。カーテンレールの位置も決めておきます。

Q&Aよくある質問
- 畳の上に、フローリングを敷くだけではだめ?
- 置くだけの床材もありますが、段差やずれ、湿気がこもることがあります。長く洋室として使うなら、畳を上げて下地から直すほうが向いています。
- 工事中は、ほかの部屋で暮らせる?
- 和室だけの工事なら、ほかの部屋はふだんどおり使えることが多いです。音やほこりが出る日は、前もってお伝えします。
- 費用はいくら?
- 部屋の広さ、床下の状態、押入れや壁・天井まで替えるかで変わります。畳の下と床下を見てから見積もります。
洋室が長く使えるのは、畳の下を見てから決めたから。





