FIELD DIARY / VOL.06
壁は、
閉じる前に決める。
棚・テレビ・手すりを付ける前に知っておきたい、壁の下地のこと
WRITTEN BY江添 智寛

「この壁に、棚を付けたい。テレビを掛けたい。」
リフォームのとき、よくいただくご要望です。
いまの家の壁は、多くが石膏ボードです。石膏ボードだけでは、重いものを支えにくい。だから、壁の中の「下地」に固定します。
ON SITE壁に何かを付ける前に、職人が見る5つのこと
- 01
何を付けるか
棚、テレビ、手すり、吊り戸棚。重さと、力のかかり方で、必要な下地が変わります。手すりのように体重がかかるものは、特にしっかり固定します。
- 02
下地の位置
壁を叩いた音や道具で、下地の柱がどこにあるかを探します。付けたい位置に、下地があるとは限りません。
- 03
下地がないとき
壁を開けて、板(合板)を入れて補強します。その上からボードを張り、クロスで仕上げます。
- 04
配線と配管
壁の中には、電気の線や水道管が通っていることがあります。ビスを打つ前に、通り道を確かめます。
- 05
記録
下地を入れた場所は、写真で残しておきます。あとで何かを付けたくなったとき、どこに付ければいいかが分かります。

Q&Aよくある質問
- 石膏ボード用の金具ではだめ?
- 軽いものなら使えます。重いものや、手すりのように力がかかるものは、下地に固定してください。
- あとからでも補強できる?
- できます。ただ、壁を開けてふさぎ、クロスも張り直すので手間が増えます。リフォームで壁を開けるときに、まとめて入れておくのがいちばん楽です。
- 賃貸でもできる?
- 壁に穴をあける工事なので、大家さんや管理会社の許可が必要です。
棚が落ちないのは、壁を閉じる前に決めていたから。





