FIELD DIARY / VOL.08
壁にするか、
扉にするか。
部屋を仕切るリフォーム。壁・引き戸・可動式間仕切りの選び方
WRITTEN BY江添 智寛

「部屋を分けたい。でも、ずっと分けたままかは分からない。」
VOL.02の子ども部屋の話の、続きのようなご相談です。
部屋を仕切る方法は、壁を立てるだけではありません。何年使うか、どこまで音を気にするかで、向いている方法が変わります。
COMPARE3つの仕切り方
壁
音や視線をしっかり分けられます。両側にコンセントやスイッチも付けられます。一部屋に戻すときは、また工事が必要です。
引き戸
開ければひと続き、閉めればふた部屋。光や風を通しやすいです。壁より音は伝わりやすく、天井や床に取り付けの準備が要ります。
可動式・家具
収納家具やパネルで仕切る方法。工事は少なく、あとで動かせます。音はほとんど止まりません。
ON SITEどれにするか決める前に、職人が見る5つのこと
- 01
何年使うか
子どもが独立するまでの10年なのか、ずっとなのか。期間で向く方法が変わります。
- 02
音をどこまで気にするか
勉強や睡眠を分けたいなら壁。気配が分かるくらいでいいなら、引き戸や家具でも足ります。
- 03
窓と光
仕切ったあと、片方の部屋が暗くならないか。窓がない側には、引き戸やガラスで光を通す方法もあります。
- 04
エアコン
エアコンが一台なら、仕切ると片方に届かなくなります。開け閉めできる仕切りか、エアコンを増やすかを考えます。
- 05
天井と床の下地
引き戸を天井から吊るなら、天井に補強が要ります。壁を立てるときと同じく、下地を確かめます。
Q&Aよくある質問
- いちばん工事が少ないのは?
- 家具やパネルで仕切る方法です。ただ、音や光の仕切り方は弱いので、何を分けたいかで選んでください。
- 引き戸は、音が漏れる?
- 壁よりは伝わります。戸の重さやすき間の作りで変わるので、音を気にするなら一緒に考えます。
- あとから壁に変えられる?
- できます。最初に下地やコンセントの位置を考えておくと、あとの工事が少なくて済みます。
長く使える仕切りは、10年後の暮らしから決める。





