FIELD DIARY / VOL.07
床が沈む。
床板のせいとは限らない。
床の沈み・きしみを直す前に、職人が確かめる5つのこと
WRITTEN BY江添 智寛

「歩くと、床がふわっと沈む場所がある。」
「ギシギシ鳴るのが気になる。」
床の表面を新しくすれば直りそうに思えます。でも、原因は床板の下にあることが多いです。下を直さずに上だけ替えると、また同じことが起きます。
ON SITE床を直す前に、職人が見る5つのこと
- 01
沈む範囲
実際に歩いて、どこからどこまで沈むかを確かめます。一か所だけか、部屋全体か。範囲で原因の見当がつきます。
- 02
床下の木材
床下点検口から、床を支える木材(根太・大引・束)を見ます。割れやゆるみ、傷みがないかを確かめます。
- 03
湿気と水
キッチン、洗面、トイレの近くは、水漏れや湿気で木が傷んでいることがあります。
- 04
虫の跡
木が食われた跡がないかも見ます。見つかったら、補修の前に対策を考えます。
- 05
床の水平
床が傾いていないか、道具で測ります。傾きがあると、下地から直す必要があります。

Q&Aよくある質問
- 上から新しい床を重ねて張るだけではだめ?
- 下地が傷んでいなければ、重ね張りで済むこともあります。沈む原因が下にあるなら、下地から直さないとまた沈みます。
- きしみは直る?
- 原因によります。固定がゆるんでいるだけなら、比較的小さな工事で直ることもあります。床下を見てから判断します。
- 住みながら工事できる?
- 部屋ごとに分けて工事すれば、住みながらできることが多いです。家具の移動も含めて、段取りを一緒に考えます。
平らな床が続くのは、張る前に、下地を直したから。





