一部屋を、
ふた部屋に。
子ども部屋を間仕切り壁で分ける前に、職人が見る5つのこと

「上の子が中学生になる前に、部屋を分けたい。」
このご相談は、毎年かならずいただきます。
一部屋を二部屋にする工事は、リフォームでできます。壁を一枚立てるだけなら、工事はそれほど大きくありません。ただ、「立てるだけ」の壁は、あとで困ることがあります。
DATAデータで見る、子ども部屋と勉強
子ども部屋がある家庭でも、小学生が主に勉強する場所は「リビング・ダイニング」。子ども部屋は22.2%。出典:積水ハウス 住生活研究所(2023年)
子ども部屋で勉強する割合は、学年が上がるほど増える(小1・2年→小5・6年)。出典:積水ハウス 住生活研究所(2023年)
子ども部屋が必要と考える親が選んだ時期で、いちばん多かったのは「小学校高学年」。次いで「中学生」29.2%。出典:ゼロリノベ(2026年・首都圏)
親が考える理想の勉強場所は「完全に仕切られた個室」。「リビングの一角」は31.3%。出典:ゼロリノベ(2026年・首都圏)
小さいうちはリビングで勉強する子が多く、学年が上がるにつれて自分の部屋で勉強する子が増えていきます。そして多くの親が、小学校高学年から中学生のころに個室を考えています。
※「個室があると成績が上がる」ことを示す信頼できるデータは、今回は見つかりませんでした。部屋を分けるかどうかは、成績ではなく、その家の暮らし方で決めるものだと考えています。
ON SITE壁を立てる前に、職人が見る5つのこと
- 01
窓・照明・コンセント・エアコンの位置
壁を立てる場所によっては、片方の部屋に窓がない、エアコンがない、ということが起きます。線を一本引く前に、両方の部屋に何が残るかを確かめます。
- 02
ドアの位置と、家具の置き場
ベッドと机が置けるか。ドアを開けたとき、家具に当たらないか。図面ではなく、部屋の中で実際に測ります。
- 03
音
壁の中が空っぽだと、隣の部屋の声や物音はかなり伝わります。勉強に集中したいなら、壁の中に断熱材や吸音材を入れるかを一緒に考えます。
- 04
将来、一部屋に戻すかどうか
子どもが独立したあと、また広い部屋に戻したいか。戻す可能性があるなら、外しやすい作りにしておきます。
- 05
天井と床の下地
壁は、天井と床にしっかり固定します。固定できる下地があるか。なければ、どこをどう補強するかを先に決めます。

Q&Aよくある質問
- 子ども部屋は、仕切らないほうがいい?
- どちらが正解というものではありません。小さいうちはリビングで勉強する子が多いというデータもあります。迷うなら、今は仕切らず、あとから壁を立てられる準備(下地やコンセント)だけしておく方法もあります。
- 何歳から部屋を分ける?
- 上の調査では「小学校高学年」と考える親がいちばん多く、次いで「中学生」でした。お子さんが「自分の部屋が欲しい」と言い出したときも、ひとつの目安です。
- 工事は何日くらいかかる?
- 部屋の広さや、ドア・コンセント・エアコンを増やすかどうかで変わります。現地調査のときに、工程と日数をお伝えします。
- 費用はいくら?
- 部屋の広さ、窓・照明・コンセント・エアコンの位置、音の対策をするかどうかで変わります。現地で確かめてから見積もります。
ふた部屋にしても使いやすいのは、立てる前に、両方の部屋を見ているから。





